スポーツ用の補給食品の会社をやりつつ、プロ・トライアスリートをやっているジェシー・トーマスという選手がいる。ときどき、 Triathlete.com に寄稿していて、すごいなー、ビジネスマンっぽい視点だなーと感心していた。
参考にしようと思って、あらためて、この人の経歴を読んでみたら、まったく参考にならなかった。
大学生ときに陸上競技でインカレとかに出ていて、その後、MBA に入学。思ったより学業が忙しくて、2年ほど競技から離れる。MBA流にがっぽがっぽ稼ぐのを諦めて、トライアアスリートとしてちょこちょこ稼ぐことにした、と。
なんだ、ただの超人か。
2016年7月5日火曜日
2016年6月30日木曜日
バイオレーサー 5000
自転車屋のワイズロードが、フィッティングサービスをやっている。それを、少し前にやってきた。
バイオレーサー 5000 というやつだ。身体測定をして、そこから適切なポジションを割り出してくれる。バイクを持って行くと、できるだけ、そのポジションを反映してくれる。おそらく、 www.bioracer.com をライセンスしてもらってるんだと思う。
シマノが展開しているサービスも、 www.bikefitting.com のライセンスだし。RETUL もそうだし。
ただしバイオレーサー 5000 には、モーションの解析はない。
バイオレーサー 5000 というやつだ。身体測定をして、そこから適切なポジションを割り出してくれる。バイクを持って行くと、できるだけ、そのポジションを反映してくれる。おそらく、 www.bioracer.com をライセンスしてもらってるんだと思う。
シマノが展開しているサービスも、 www.bikefitting.com のライセンスだし。RETUL もそうだし。
ただしバイオレーサー 5000 には、モーションの解析はない。
動機
そもそも、なんでこのサービスを受けようと思ったかというと、当然ながらポジションを変えたいからだ。で、いいポジションにしようとすると、どうしても膝や太ももが、上半身に当たりそうになる。おそらくクランクが長いんだろうなと仮定していた。
ところがクランクって、クランクセットでしか売ってなさそうだし高そうだし、工具も高そうだしってことで、あんまり失敗したくないのだ。あと、ほんとに、クランクを短くするアプローチが正しいのかも、自信がなかった。
結果
やっぱりクランクを短くしたほうがよいらしい。適切長さは 167.5mm なんだけど、シマノだとデュラエースだけらしい。高いよ。筋力もないし、165mm のクランクでもよさそう。
一方でうまくポジションを作れなかったのは、ハンドルが近すぎたのも原因のひとつだった。ステムは変えずに、いちばん低くして、エアロバーを一番遠くした。これでサドルを前に出そうとすると、BBからサドルまでを一定の距離にすると、すこしサドルを上げる事になる。そうすると、なんとまあ、腹と太ももの角度が広がり、一気に漕ぎやすくなった。
ところで
今回はクーポンがもらえた。ワイズロードで買物をするときに使える。それが、6月30日、すなわち今日までだ。あーあ。使えるのかなぁ。だいたい何を買うか決めてないんだよなぁ。タイヤ、チューブ、エナジージェルみたいな消耗品を買おうかな。
2016年6月26日日曜日
コスパがよさそうなパワーメーターは、これではないか?
つい昨日に、パワーメーターを買わないと宣言した舌の根も乾かないうちに、別の可能性に気付いた。パワータップ C1 だ。
パワータップ C1 は、センサーとフロントのチェーンリングがセットで販売されている。PCD 110 に適合する。価格は10万円前後だ。
まず PCD 110 なので、手持ちのチェーンリングと交換して、BBとクランクはそのままでよい。クランクセットを買い替えなくてよい。
チェーンリングの重量や耐久性は気にしない。スポーツとして使えるだろうから。数百グラムというのは、私にとってほとんど誤差である。
ペダルもそのまま使える。
クランクやペダルではなくて、チェーンリングのひずみで測定するので、両足のパワーを測れる。
パワータップ C1 は、センサーとフロントのチェーンリングがセットで販売されている。PCD 110 に適合する。価格は10万円前後だ。
まず PCD 110 なので、手持ちのチェーンリングと交換して、BBとクランクはそのままでよい。クランクセットを買い替えなくてよい。
チェーンリングの重量や耐久性は気にしない。スポーツとして使えるだろうから。数百グラムというのは、私にとってほとんど誤差である。
ペダルもそのまま使える。
クランクやペダルではなくて、チェーンリングのひずみで測定するので、両足のパワーを測れる。
パワーメーターを買わない
定期的に「パワーメーターを買いたくなり、いろいろ考えた末に買わない。」ということをやっている。定期的に同じ思考過程で、同じ結論に至るのは、完全に無駄なので、その思考過程を残しておく。
前提として、私はパワーメーターが欲しいのではなくて、バイクのパフォーマンスを上げたい。パフォーマンスを上げるために、適切な練習をしたい。そのために定量的な指標が欲しい。それがパワーメーターであり、かつ、パワーメーターの費用対効果が高いのならば買いたい。
毎日200円の水素水を3ヶ月飲み続ければパフォーマンスが20%向上するのであれば、パワーメーターは要らない。そういうことだ。
現時点で、自分が負荷を定量的に測る手段は、心拍、ローラー台での速度(空気抵抗が含まれない)、固定ローラーの負荷(1~7)である。
心拍は体調や気温に左右されるけれど、身体にかかっている負荷を測るには、比較的信用のできる数字である。問題は、1分程度の短い時間で、大きな負荷をかけたとき、心拍では負荷を測れないことだ。心拍が負荷に追従するのに時間がかかり、追従する頃には負荷をかけおわっている。
ローラー台での速度は、自分の出力としては信用できる。ただし、この数字は、実走するときにうける空気抵抗が考慮されない。ローラー台で30km/h 出すよりも、外で 30km/h 出すほうがしんどい。室内練習での 20km/h と 30km/h の大きさは比較できるけれど、どのくらい大きいかは比較できない。
固定ローラーの負荷は、同じスピードで走っているときには、相対的には比較できる。けれども、大きさの規模は比較できないし、これも空気抵抗が考慮されない。
パワーメーターを使うと、自分の体が出力したパワー(単位時間あたりのエネルギー)を測れる。200W と 400W を比較したら、後者のほうが2倍大きいことが分かる。
この情報を得るために、いくら支払うだろうか? ちなみに私の自転車は、17万円くらいだ。なんとなく、10万円未満で済ませたいなぁと思っている。
前提
前提として、私はパワーメーターが欲しいのではなくて、バイクのパフォーマンスを上げたい。パフォーマンスを上げるために、適切な練習をしたい。そのために定量的な指標が欲しい。それがパワーメーターであり、かつ、パワーメーターの費用対効果が高いのならば買いたい。
毎日200円の水素水を3ヶ月飲み続ければパフォーマンスが20%向上するのであれば、パワーメーターは要らない。そういうことだ。
問題
現時点で、自分が負荷を定量的に測る手段は、心拍、ローラー台での速度(空気抵抗が含まれない)、固定ローラーの負荷(1~7)である。
心拍は体調や気温に左右されるけれど、身体にかかっている負荷を測るには、比較的信用のできる数字である。問題は、1分程度の短い時間で、大きな負荷をかけたとき、心拍では負荷を測れないことだ。心拍が負荷に追従するのに時間がかかり、追従する頃には負荷をかけおわっている。
ローラー台での速度は、自分の出力としては信用できる。ただし、この数字は、実走するときにうける空気抵抗が考慮されない。ローラー台で30km/h 出すよりも、外で 30km/h 出すほうがしんどい。室内練習での 20km/h と 30km/h の大きさは比較できるけれど、どのくらい大きいかは比較できない。
固定ローラーの負荷は、同じスピードで走っているときには、相対的には比較できる。けれども、大きさの規模は比較できないし、これも空気抵抗が考慮されない。
パワーメーターを使うと、自分の体が出力したパワー(単位時間あたりのエネルギー)を測れる。200W と 400W を比較したら、後者のほうが2倍大きいことが分かる。
この情報を得るために、いくら支払うだろうか? ちなみに私の自転車は、17万円くらいだ。なんとなく、10万円未満で済ませたいなぁと思っている。
候補
クランクで測る方式
クランクに組み込むタイプのは、たいてい特定のコンポーネントにセンサーをくっつけたのを購入することになる。大昔に買った私のバイクについてるクランクは、Truvativ GXP の古いモデルなので、対応しているのがない。CDP 110 規格っぽいんだけど、最近のシマノやSRAMのクランクは、そんな規格ではないっぽくて、取り付けられない。
じゃあ、クランクセットごと交換することになるんだけど、安いセンサーが5万円、クランクセットが5万円とかで10万円になる。予算内におさまりそうだけど、そうはいかない。
パワートレイン系が古い105で組まれている。クランクセットだけでいいのか、フロント・ディレイラーはいいのか、という話になる。で、旧105はリアが10速なのだ。一方現行の105は11速である。新しいフロントディレイラーは、旧い10速リアと合うのか、と。そんなの交換したら、シフトレバーだって交換することになる。
もうバイク買うわ、という気分になってくる。
ペダルで測る方式
ペダル側にセンサーがあるやつもある。こちらは、少し現実的だ。Garmin Vector 2 とかで、10万円弱。ところが、これルックとか、スピードプレイにしか対応していない。シマノのがだめだ。スピードプレイにすると、ペダルごと交換することになるので、これまた出費になる。ルック対応のなら、ぎりぎりいけそうだけど、ルックのクリートは滑るとよく書かれている。トランジットで滑ったら大怪我だよなぁ、本末転倒だよなぁ、ほんとに転倒だもんなぁ。という気分になってくる。
結論
だから買わない、っていうメモのはずだった。でも、ルックのクリートくらい、数千円で買えるんだから、一度シューズにとりつけてみて、それですべるようだったら、買わないっていう結論にしてもいいかも知れない。
ちなみに10万円を超えるくらいなら、練習グッズだとか、ジム通いとかにお金をかけたほうが速くなるんじゃね、というが、10万円の根拠である。
2016年5月17日火曜日
横浜トライアスロン 2016 の所感
世界トライアスロンシリーズ横浜大会に参加した、個人的な感想やふりかえり。参加申込の検討や、レースの準備に役立つ情報は、横浜トライアスロン 2016 のメモを参照されたい。
目標: 31分
結果: 31分13秒
順位: 250位
最大の課題である「パニックで棄権する、という事態を避けること」はクリアできた。やばい溺れるかも恐い、とは思わなかった。ただペースを上げて息があがると、どうなるかは、別の話だ。
「最後尾外側に陣取り、号砲から10秒間は泳がずに様子を見る」というのを実践した。空(す)いてるコースを見つける、人が泳いでいるときのブイの見え方を知る、のが目的だ。これは正解だったので、今年は続けていく。
順位自体はどうでもよいのだけれど、順位が低い → 相対的に遅い → まだ伸びしろがある、と仮定している。なので順位が一番低い種目が、次にフォーカスするべき種目と言える。3種目の中で、スイムが一番順位がよかったので、これまでどおりフォームに集中する練習を続ける。
水から上がって、バイクの前まで到着するまでに約3分、着替えてバイクをラックから外すまで約1分。予想より速い。
自宅で試すと、ウェットスーツを脱ぐのに時間がかかっていたのだけれど、当日は素早く脱げた。脚の部分に「おきがえスプレー」なる潤滑剤を吹きかけておいたのが効いたのか、単に濡れていたからなのかは不明。次に練習する機会があったら、スプレーなしで試してみよう。
目標: 1時間17分
結果: 1時間20分44秒
順位: 536位
心拍 145-155 bpm で、平均時速 31 km と予想していた。実際には、最初の2周は心拍が高すぎた上に、平均時速 29km くらい。後半は腰、中殿筋、大腿二頭筋の付け根が痛くなった。
T1 で 500m 近く走ってて、心拍が上がっているとはいえ、コントロールできてなさすぎる。最初の5km で目標心拍に抑えるようにしよう。
順位はバイクが最も悪かった。次の1ヶ月はバイクの比重を増やすことにする。
スピードが出ず、筋肉痛になるのは、絶対的な筋力が不足しているからであろう。スキルも含めたパワーという側面もありそうだけど、二の次だ。筋トレと高負荷の練習を取り入れていく。
また、腰にくるのは、ポジションが悪いからかも知れない。普段の練習と姿勢が違ったような感覚があった。写真が手に入ったら、確認する。
マーシャルが向かい側の選手に注意をしていたらしく、私のラックの真ん前にいて、ラックにバイクを置けなかった。焦りながら「あ、あの、バイクを置いていいですか?」と声をかけたところ、マーシャルも焦った様子で、こっちかあっちかと、サッカーのフェイントみたいな状態になってしまい、ラックにかけるのに手間取ってしまった。思わず舌打ちをしてしまったのだけど、あれは聞こえたのではないか。失礼であった。だいたい秒単位でタイムを競ってるわけでもあるまいし。すみません、マーシャルさん。何なら野毛で一杯おごるので、チャラにしてください。
目標: 50分
結果: 45分48秒
順位: 314位
目標50分に対して、45分48秒だったが、10km ないと思うので、補正しておく必要があるだろう。GPS の記録では 9.66km なので、ざっくり安全側に倒して 9.5km だと仮定すると、10kmに換算すると48分15秒くらいだ。目標は達成できている。
前半の心拍を 155-165bpm、後半 165-170bpm を目標にしていた。守れている。
この半年、ランが一番試行錯誤が多かった。走り込もうにもスピードが出ない印象があるので、インターバルを中心に 1-3km で出せるスピードを上げていく練習をしていこうと考えている。
運営はよかった。申込から、当日の帰宅まで、「進められないこと」「分からないこと」はなかった。ガイドにも十分な情報が記載されていたし、事前にPDFで公開されていたので早めに準備ができた。
運営スタッフがすごく多く、役割が分担されいた。彼らに妥当な対価が支払われていることを願う。
ゼッケンを含んだパッケージ遅配については、運営側が一番だるい思いをしてるだろうから、次回は対策があるだろう。届かなくても受付で対応するとアナウンスしたわけだし、問題はない。
Facebook で遅配のアナウンスがあったとき「こんなに遅れるなんて考えられない。ほんとに連休前に送ったのか? 」とか返信している人がいた。ほんとやめて欲しい。
大会まで1週間の時期に遅配してて、届いてない人は事務局に連絡してくれ、とアナウンスしている状況なのだ。大会を延期できないのだから、一番重要なのは届いてない選手への対応だ。運送会社の荷物を追跡して近くまで行ってるのか調べる、届かなかったら受付で対応する、正直すまんかったとひとこと詫びる、などだ。
この付加価値ゼロの書き込みの時点で、ゼッケンが届いていなかった私としては、ほんとに送ったのか?とかまったくどうでもいい。私はこの1週間の間、具体的に何をすればよいのか、が最優先課題なのだ。
しかも、後で見たら、その書き込みなくなってるし。どうしてもほんとに送ったのか、を知りたいのならば(知ったところで何らアクションを取れないので付加価値は相変わらずゼロだけど)、大会が終わってから聞けばいい。
さてさて横浜マラソンも、横浜トライアスロンも、ローチケを使って受付をしている。RUNNET と Sports Entry によってほぼ独占され、トライアスロンには MSPO が入ってるくらい、という大会申込市場において、ローチケを使うのは悪いことだとは思わない。RUNNET はランニングレースの運営込みのソリューションがあるらしいけれど、トライアスロンの場合はそうじゃないわけだし。ローチケを使うことで、早期にローソンからスポンサー料を得られるなら、よいビジネスモデルだと思う。
ただ、大会からのアナウンスが1本化されていないのは、ちとアレかなと思う。Facebook なのか、ブログなのか。アナウンスの場所によって、微妙に情報が違ったり。メールではないのは、ローチケからメールアドレスを受け取れないのかも知れないし、だいたいメールなんて100%届く確証のない通信プロトコルなので、まあ、しょうがないか。既存システムにちょっと乗っかるシステム開発などを請け負っておりますので、大会の方、よかったらご相談ください(宣伝)。
スイム
目標: 31分
結果: 31分13秒
順位: 250位
最大の課題である「パニックで棄権する、という事態を避けること」はクリアできた。やばい溺れるかも恐い、とは思わなかった。ただペースを上げて息があがると、どうなるかは、別の話だ。
「最後尾外側に陣取り、号砲から10秒間は泳がずに様子を見る」というのを実践した。空(す)いてるコースを見つける、人が泳いでいるときのブイの見え方を知る、のが目的だ。これは正解だったので、今年は続けていく。
順位自体はどうでもよいのだけれど、順位が低い → 相対的に遅い → まだ伸びしろがある、と仮定している。なので順位が一番低い種目が、次にフォーカスするべき種目と言える。3種目の中で、スイムが一番順位がよかったので、これまでどおりフォームに集中する練習を続ける。
T1
水から上がって、バイクの前まで到着するまでに約3分、着替えてバイクをラックから外すまで約1分。予想より速い。
自宅で試すと、ウェットスーツを脱ぐのに時間がかかっていたのだけれど、当日は素早く脱げた。脚の部分に「おきがえスプレー」なる潤滑剤を吹きかけておいたのが効いたのか、単に濡れていたからなのかは不明。次に練習する機会があったら、スプレーなしで試してみよう。
バイク
目標: 1時間17分
結果: 1時間20分44秒
順位: 536位
心拍 145-155 bpm で、平均時速 31 km と予想していた。実際には、最初の2周は心拍が高すぎた上に、平均時速 29km くらい。後半は腰、中殿筋、大腿二頭筋の付け根が痛くなった。
T1 で 500m 近く走ってて、心拍が上がっているとはいえ、コントロールできてなさすぎる。最初の5km で目標心拍に抑えるようにしよう。
順位はバイクが最も悪かった。次の1ヶ月はバイクの比重を増やすことにする。
スピードが出ず、筋肉痛になるのは、絶対的な筋力が不足しているからであろう。スキルも含めたパワーという側面もありそうだけど、二の次だ。筋トレと高負荷の練習を取り入れていく。
また、腰にくるのは、ポジションが悪いからかも知れない。普段の練習と姿勢が違ったような感覚があった。写真が手に入ったら、確認する。
T2
マーシャルが向かい側の選手に注意をしていたらしく、私のラックの真ん前にいて、ラックにバイクを置けなかった。焦りながら「あ、あの、バイクを置いていいですか?」と声をかけたところ、マーシャルも焦った様子で、こっちかあっちかと、サッカーのフェイントみたいな状態になってしまい、ラックにかけるのに手間取ってしまった。思わず舌打ちをしてしまったのだけど、あれは聞こえたのではないか。失礼であった。だいたい秒単位でタイムを競ってるわけでもあるまいし。すみません、マーシャルさん。何なら野毛で一杯おごるので、チャラにしてください。
ラン
目標: 50分
結果: 45分48秒
順位: 314位
目標50分に対して、45分48秒だったが、10km ないと思うので、補正しておく必要があるだろう。GPS の記録では 9.66km なので、ざっくり安全側に倒して 9.5km だと仮定すると、10kmに換算すると48分15秒くらいだ。目標は達成できている。
前半の心拍を 155-165bpm、後半 165-170bpm を目標にしていた。守れている。
この半年、ランが一番試行錯誤が多かった。走り込もうにもスピードが出ない印象があるので、インターバルを中心に 1-3km で出せるスピードを上げていく練習をしていこうと考えている。
申込
チャリティ枠の「便宜をはかるから、その分の対価を支払って」というのは健全だと思う。7500円ほど高いチャリティ枠を利用した。
横浜は、自宅から近い。近さを差し引いても、山下公園がそもそも交通の便がよい。他の大会なら、交通費と宿泊費で、1万円くらい余裕でとんでしまう。今年は3〜4レースに出たいので、できるだけ出費と時間を抑えたかった。
東京マラソンのチャリティ枠は、10万円くらいしたと思う。10万円になると、私は横浜大会の申込を断念してしまうかも知れない。けれど、それで、大会のいろんな問題が解決するのであれば、ぜひやればいいと思う。
佐渡は、ふるさと納税したら参加権を得られる(抽選ではなく、いきなり参加権)というのをやっていて、なかなかよい。
その他
運営はよかった。申込から、当日の帰宅まで、「進められないこと」「分からないこと」はなかった。ガイドにも十分な情報が記載されていたし、事前にPDFで公開されていたので早めに準備ができた。
運営スタッフがすごく多く、役割が分担されいた。彼らに妥当な対価が支払われていることを願う。
ゼッケンを含んだパッケージ遅配については、運営側が一番だるい思いをしてるだろうから、次回は対策があるだろう。届かなくても受付で対応するとアナウンスしたわけだし、問題はない。
Facebook で遅配のアナウンスがあったとき「こんなに遅れるなんて考えられない。ほんとに連休前に送ったのか? 」とか返信している人がいた。ほんとやめて欲しい。
大会まで1週間の時期に遅配してて、届いてない人は事務局に連絡してくれ、とアナウンスしている状況なのだ。大会を延期できないのだから、一番重要なのは届いてない選手への対応だ。運送会社の荷物を追跡して近くまで行ってるのか調べる、届かなかったら受付で対応する、正直すまんかったとひとこと詫びる、などだ。
この付加価値ゼロの書き込みの時点で、ゼッケンが届いていなかった私としては、ほんとに送ったのか?とかまったくどうでもいい。私はこの1週間の間、具体的に何をすればよいのか、が最優先課題なのだ。
しかも、後で見たら、その書き込みなくなってるし。どうしてもほんとに送ったのか、を知りたいのならば(知ったところで何らアクションを取れないので付加価値は相変わらずゼロだけど)、大会が終わってから聞けばいい。
さてさて横浜マラソンも、横浜トライアスロンも、ローチケを使って受付をしている。RUNNET と Sports Entry によってほぼ独占され、トライアスロンには MSPO が入ってるくらい、という大会申込市場において、ローチケを使うのは悪いことだとは思わない。RUNNET はランニングレースの運営込みのソリューションがあるらしいけれど、トライアスロンの場合はそうじゃないわけだし。ローチケを使うことで、早期にローソンからスポンサー料を得られるなら、よいビジネスモデルだと思う。
ただ、大会からのアナウンスが1本化されていないのは、ちとアレかなと思う。Facebook なのか、ブログなのか。アナウンスの場所によって、微妙に情報が違ったり。メールではないのは、ローチケからメールアドレスを受け取れないのかも知れないし、だいたいメールなんて100%届く確証のない通信プロトコルなので、まあ、しょうがないか。既存システムにちょっと乗っかるシステム開発などを請け負っておりますので、大会の方、よかったらご相談ください(宣伝)。
2016年5月16日月曜日
横浜トライアスロン 2016 のメモ
世界トライアスロンシリーズ(以下 WTS)横浜大会のエイジの部、スタンダードディスタンスに出場してきた。今後、このレースに申込/出場する人が、準備をするのに役立ちそうなことを挙げておく。個人的な「頑張りました」とかいう感想は、所感に書いた。
WTS と冠しているけれど、一般の部は普通のレースである。とは言え、エリートレースの翌日開催で、多くの大会設備が共有されている。ランコースコースのフェンス、フィニッシュゲート、スイムのポンツーンなど、国際大会併設だからこその設備がある。
WTS と冠しているけれど、一般の部は普通のレースである。とは言え、エリートレースの翌日開催で、多くの大会設備が共有されている。ランコースコースのフェンス、フィニッシュゲート、スイムのポンツーンなど、国際大会併設だからこその設備がある。
申込
- ウェブのみ
- チャリティ枠
- 参加費がトータルで7500円ほど高い
- 先着順で出場が決定する。先着に入れなかったら、申し込めない。
- 平日の9時とかにウェブサイトが開き、10分くらいで全部うまる。
- 事前にJTUの登録を済ませておくこと。
- ローチケのログイン/新規登録が必要。事前に登録しおくと、申込にかかる時間が節約できる。
- アクセスが集中して、サーバーからの応答が遅くなる。とくに対処はできないので待つ、待つ、待つ。
- ツアー枠
- オフィシャルツアーとレース参加費の抱き合わせ
- 先着順のはず。1日くらいは埋まらなかった印象(あやふや)
- 一般枠
- チャリティ枠/ツアー枠よりもあとに受付開始
- 抽選で出場権が決まる
前日〜当日朝
- お知らせなど
- ウェブサイトでお知らせがある。
- Facebook ページにもお知らせがある。
- メールでの連絡はない。
- 今年はゼッケン等の到着が予定よりも遅れた。その案内は、ウェブサイトとFacebookで出た。
- 受け取れなかった人は、現地で発行してもらえたっぽい。
- 前日の説明会は参加必須
- 日本語での説明会が16:30, 17:30, 18:30, 19:30 の4回
- 会場に定員があるので、混んでると、次の回まで待つこともある。という案内があった。
- 私は最初から18:30に参加するつもりで、横浜で時間をつぶした。
- 前日のバイク預託は任意
- 当日受付
- 健康アンケートと引き換えにキャップを受け取る
- バイクのトランジットのセット
- 競技開始時刻が大きく異なる。早い時間帯のアスリートは余裕が少ない。
- トランジットエリアの出入口、その周辺のコースを横切る通路には通れる方向に制限がある。
- スイム入水エリアは、トランジットエリアに対して、会場の反対側にある。
- 直線で600mくらい
- トランジットエリア周辺の移動には、一方通行の通路があったり、狭い箇所、露店があって狭くなっている箇所がある
- どの経路を使っても必ずコースを横切る箇所がある
- スタート時刻が遅いウェーブの選手の場合、この時点で、既に他のウェーブのランが始まっている。
- トイレは公園のトイレと、仮設トイレが数個
- 長蛇の列にはなっていない印象
- 時間帯によっては混んでいたのかも
- トランジットエリアからスイム入水まで600mくらいある。
- 手荷物預けと更衣室は、トランジットエリアの近くにある。
スイム
- スタート
- ポンツーン(浮橋)を降りて直ぐのところから、フローティングスタート
- 1周まわったら、一度ポンツーンにあがり、ふたたび入水する
- 頭から飛び込むのは禁止
- とは言え、水にどぼんと入る必要はある
- 私はポンツーンに腰掛けて、直ぐ後ろに人が来てないことを確認して、どぼんと入った。
- 風が吹くと、意外と波がでる。
- エリートでも20分かかる
- 水温は20度ちょい
- 折り返しのブイの色が白い。だが、でかい
- 私は見失わなかった
- 白のスイムキャップのウェーブだと、もしかしたら、見にくいのかも知れない。
- 自分の手の先が見えるくらい、の透明度。
T1
- スイムを上がってから、トランジットエリア入口まで、450m くらい
- トランジット近くのエイドステーションに、水とスポーツドリンクがある。
- ホースによる放水もある
バイク
- 6.6km を6周回する
- 1ウェーブあたり150人として、3ウェーブが連続してスタートすると、最大コース上に 450人 がいることになる
- 全員がまんべんなく分布したとして、15m ごとに、ひとりいる計算になる
- 実際には、各ウェーブで150人を下回っているし、先行ウェーブの速い選手は、バイクを終了しているので、もう少し間隔は開く
- スイムからあがってくるときに、そんなに綺麗にばらけているわけがないので、特にバイクスタート直後は人口密度が高い
- ほとんどフラット
- 軽い坂が1周のうちに2回ある。
ラン
- 公園の内外を使うコース
- 閉鎖されていて、係員がいるところだけで横断がある
- 一般人がいるところを走ったりはしない
- 手持ちのGPSウォッチの記録では少し距離が短い。手持ちのGPSウォッチの話。実測したことはない。
- 最後に、まだ周回がある場合と、フィニッシュする場合で分岐がある
- 看板あったか定かではない
- 間違えそうになったけど「いやいや、これは違うはず」と思って、すぐに進路変更した。
- 段差
- 公園からふ頭側に出るところに段差がある
- ここにいる係の人は、ずっと「段差があります」と言ってくれた
- ※ 「段差がある」とその場で言われると、分かってるよという気分になるが、実際には言われないと気づかないものである。
- 歩道橋
- 歩道橋のスロープを上り下りする箇所がある。階段ではない。
- その歩道橋にはエレベーターもあるけれど、たぶんそれを使ったら失格になると思う。
- スロープはヘアピンになっているので、下るときに気をつけないと、対向側に出そうになる。
- 給水
- 水とスポーツドリンク
- 4kmのコース内に4箇所ある
その他
- できるだけ公共の交通機関を使って来てほしい、というのが、大会側の希望である
- ところで、別の話であるが、山下公園から徒歩圏内にタイムズが駐車場を作りまくっている。休日1日最大3000円とか。
- エキスポ
- 出展とキッチンカーで60店舗くらいらしい
- エキスポ用に500円のクーポンが2枚もらえる
- とりあえず食べるものはある。アレルギーとかがなければ、レース後に食べ物にありつける。
2016年5月7日土曜日
ワールド・トライアスロン・シリーズ 横浜大会 観戦メモ 2016
あと1週間で、ワールド・トライアスロン・シリーズ(WTS)横浜大会が開催される。少なくともエリート男子のレースを観戦することを決めているので、観戦メモをしておく。選手の stats に疎いので、予想ではない。
コース
スイムコースは、山下公園の氷川丸の前に作られた1周750mのコースを、2周する。波はなく、透明度は低い。水温はウェットスーツ着用許可が出るか出ないかぎりぎりくらいであろう。昨年はウェットスーツ着用許可で、トップは1.5kmを18分を切って上がってきている。
バイクコースは、山下公園とワールドポーターズを往復する4.45km を9周する。坂のないフラットなコースだが、1周の中に、90度よりきついコーナーが10箇所以上ある。
ランコースは、山下公園と日本大通りを往復する 2.5kmを4周する。バイクコースの一部を使うので、フラット。
バイクでぬけ出すような小集団がいなければ、ラン勝負になりがちなコースである。昨年の1位と2位の差は、2秒である。
選手
強豪選手は、リオ・オリンピックにフォーカスする傾向がある。オリンピック出場が確定している選手は、今年の WTS への出場が控えめだったりする。
2015年の横浜、最終戦のシカゴ、2016年のアブダビ、ゴールドコースト、ケープタウン(他のレースの半分の距離)の上位選手を参考にすると、気になる選手は以下のような感じになる。
Javier Gomez Noya (ESP)
- 2013、2014、2015 年のWTSチャンピオン。
- 2015年横浜1位、シカゴ2位。
- 今年のシリーズ戦にまだ出ておらず、横浜がWTS初戦。
- ランの後半でぶっちぎるスタイル。
Mario Mola (ESP)
- 2015年横浜3位、シカゴ1位。
- 2016年アブダビ1位、ゴールドコースト1位、ケープタウン4位。
- WTS ランキング1位。
- 最近いちばん勝ちまくっている印象がある。
- アブダビでは、15秒のペナルティボックス滞在にも関わらず優勝。
Fernando Alarza (ESP)
- 2016年アブダビ4位、ゴールドコースト2位、ケープタウン1位。
- WTS ランキング2位。
- Gomez と Mola が目立つけど、Alerza も強い。
スペインからは、WTS ランキング5位の Vicente Hernandez も出場する。スペインは、去年も今年もオールスターで横浜に乗り込んでくるようだ。フランシスコ・ザビエル御一行の再来なのか。
Crisanto Grajales (MEX)
- 2015年の横浜5位、シカゴ4位。
- 2016年には目立った戦歴はない。
- ほとんどノーマークだったんだけど、地味に強そう。
- 気候的に横浜とは相性がいいのか、と勝手に想像している。
Marten Van Riel (BEL)
- 2016年アブダビ17位、ゴールドコースト8位。
- 2015年の横浜では、バイクの後半で単独先頭に出て、30秒近い差をあけている。
- 誰も一緒についてこなかくて、かつ、最後に落車したけれど、最終的に37位でフィニッシュしている。
- バイク後半で小集団が形成されると、また違った展開になるかも知れない。期待。
メディア
昨年のレース動画を見ていると、スイムコースの上空というか、すぐ上から、小さなヘリコプターで撮影している。実況の外タレが「また日本か」みたいなことを言っている。東京オリンピックの台場周辺は、羽田に近すぎて空撮できないとかでもめてたけれど、ドローンでいいのではと若干思う。とはいえ、簡単な電波妨害で落ちたりするし、ドローンはドローンで規制があったりするのだろう。
2016年5月14日(土)に開催。エリート・パラトライアスロンは7:00、エリート女子は10:00、エリート男子は13:00にスタート。エリート女子と男子は NHK BS1 で中継がある。現地で感染するので、ピースとかして写ってみようと思う。
2016年4月23日土曜日
多摩川新緑マラソン - 手作りまったりを楽しむ
多摩川新緑マラソンの 10km の部を走ってきた。
レース
概要
- こじんまりした大会
- フルマラソン、20km、10km、5km とあって、全部で数百人程度か
- フルマラソンとハーフマラソンは午前スタート、10km と 5km は午後にスタート
- アースランクラブ主催のレースには時々出ている。手作り感のあるレースはまったく嫌いではないし、自宅に近いところで開催されるので、よく出ている。
- きちんとオーガナイズされていることを望むなら、ちょっと違う感はある。
会場
- 大田区区民広場。多摩川河川敷の東京側
- 最寄りの駅は、京急の六郷土手駅
- 駅から会場までは徒歩で10分くらい。
- 更衣テントが男女用それぞれ1つずつ。
トイレ
- レース用の仮設トイレはない。
- 河川敷のトイレ、駅近くの事務所のトイレ、改札を出る前に駅のトイレを使うことになる。
- 河川敷のトイレは、長蛇の列にはほとんどならないけど、数が少ない。
- こういうところのトイレは決して綺麗という感じではない。
荷物
- 荷物を置く専用のブルーシートのエリアがある。ゼッケンと一緒に渡されるビニール袋に荷物を入れて、同じくゼッケンと一緒に渡されるゼッケン番号と同じ番号の紙を入れて、シートに置いておく。警備はなくて、ただシートが置いてあるだけ。
- 貴重品の預りはない。私はウェストバッグに携帯電話と財布を入れて走った。
計時
- RFIDが埋め込まれた、シリコン製のリストバンドを使って計時する。
- ゴール地点の長机の上に読み取り機があるので、そこに自分でリストバンドをタッチして計時する。
- フルマラソンは通過地点でもタッチしていた。
コース
- 河川敷をほぼ往復する、1周5kmを使う。
- フルマラソンは8周+変則1周。
- 往路は堤防の舗装路。サイクリングロードも兼用の道なので、狭い。封鎖してるわけではない。
- 復路は河川敷に降りる。1-2km 未舗装路がある。芝生、土、砂利。
- コースは本部付近、つまり1週目が終わって、2週目に入るあたりが、ちょっと分かりにくい。
- 京急蒲田駅の乗換のほうが分かりにくい。
補給
- スタート付近と、折り返し付近に給水がある。折り返し付近は水だけ。
- スタート付近は水、スポーツドリンク、バナナ。
- フルマラソンはスペシャルドリンクを置くテーブルがあるっぽい。
その他
- 参加賞として、Tシャツ、タオル、1年間有効の出場割引券、ゼッケン留め、ボトルから選べる。
- Tシャツとか、正直着ないじゃないっすかw
- 今回はくまモンのゼッケン留めをもらった。既に仕入れ済だろうから、新たに熊本にライセンス料が入るわけではないだろうけど。
自分のこと 〜 来月のトライアスロンに向けて
来月出場するトライアスロンに向けて、ランのタイムトライアルという位置づけで出場した。またトライアスロンで身につけるウェアとシューズの確認も兼ねている。
Endurance Nation の初心者向けのペース配分ガイドを参考に、心拍で管理した。走っている最中は、ほとんどタイムを見ていない。
- スタート-1km: Zone 4 -165 bpm
- 〜5km: Zone 5A 165-170
- 〜9km: Zone 5B 170-175
- 〜10km: 心拍とか気にせずいく
心拍が徐々に上がってるんだから、10km 程度ならペースも徐々にあがるだろうと思っていたら、そうはいかない。往復コースなので風のせいにもできない。
3km と 8km あたりの高周波成分は、堤防を降りる坂、折り返し、給水が続くあたりなので想定内。全体的に同じようなペースなのだ。まあ、しょうがない。
今年はラン単独で 10km を 40分、トライアスロンの最中のラン 10km を45分を目標に練習してきた。だけど、今日は46分半くらい。今シーズンのトライアスロンでは、うまくいって、このペースが最速パターンになるであろう。
もうちょっとペースを上げても行けそうだったけれど、トライアスロンでは、このくらいの負荷をかけるのが精一杯だろう。筋力とパワーが弱点なので、バイクの後では、これよりペースを上げると維持できなくなる。
参加人数が少なくて、10kmの男子は全部で78人中10位。35-44歳部門では20人中2位。年代別2位ってことで、メダルをもらった。ちょっと早めのおっさん、くらいの評価なんだろうけど、生まれて初めて賞をもらったと思う。素直に喜んでいる。ヒャッホウ (ΦωΦ)
2016年4月17日日曜日
トライアスロンの観方 〜 オリンピック・ディスタンス編
ロンドンオリンピックのとき、大きなスクリーンのあるビアバーに行ったら、ちょうどトライアスロンの中継が映されていた。
と、いうような会話をすることになった。
リオ・オリンピックでは、日本時間夜11時にトライアスロン競技がスタートする。他の競技の待ち時間に、ライブを見る人もいるだろう。
終電で帰りたいので、私はビアバーで解説できない。そんなわけで、飲みながら適当に解説するような内容を書いておく。
トライアスロンは、決して、断じて、我慢大会ではない。マラソンが、柔道が、サッカーがそうであるように、競技中に身体的な負荷はかかるけれど、苦痛は競技の本質ではない。
まして観戦するときは、別に他人が我慢している様子を見るわけではない。暑さ我慢競争よりは、モータースポーツを見る方に近い。
オリンピックでは水泳 1.5km、自転車 40km、ラン 10km を連続して行う「オリンピック・ディスタンス」で競技をする。スタートからフィニッシュまで2時間ほどなので、およそフルマラソンと同程度の観戦時間である。
鉄人レースなどと呼ばれるのは、水泳 3.8km、自転車 180.2km、ラン 42.195km のレースだ。他にも、長短さまざまなフォーマットがある。
どれが本物とかいう話ではない。各人思い入れや、参加/観戦するなかで受け取るものは違うかもしれないけれど。
この文章では、オリンピック・ディスタンスのエリート部門のについて書く。途中に挿入している動画は、文章に関連する部分から再生開始するようにしてある。
海、湖、河川などのオープンウォーター環境で、1.5km を泳ぐ。
コースレイアウトはレースによって異なる。ロンドン・オリンピックでは湖で1周回、ワールドトライアスロンシリーズ(以下WTS)のアブダビでは海を750mを2周、WTS ゴールドコーストでは海で1000mを1周+500mを1周である。
多くのレースにおいてポンツーン(浮橋)に一列に並び、号砲で一斉に飛び込む。砂浜に一列に並んで、一斉に走りだす形態もある。
複数周回するレースでは、周回ごとに、ポンツーンや砂浜に上がり、再び海に飛び込むレイアウトが多い。ここで各選手は、自分の正確な位置を確認できる。
男子の場合、トップ集団は 1.5km を16〜18分程度で泳ぎ切る。参考までに、プールでの1500mの世界記録は14分半である。
オリンピック・ディスタンスでは、着替えずに全種目を通すので、トライスーツという専用ウェアを着用することが多い。泳ぎを妨げない程度にフィットしてるが、走るのに差し支えない程度に通気する。
水温が20度未満のときにはウェットスーツを着用してよい。18度以下では着用が義務。トライアスロン用のウェットスーツは肩周りが柔らかい。水の抵抗が少ない素材でできており、かつ浮力も得られる。そのため、一般にウェットスーツを着用したほうが速く泳げる。
T1 で選手はまず、ウェットスーツ、スイムキャップ、ゴーグルを脱ぐ。このとき、すべての荷物を、用意された箱に入れなければならない。
つづいて、ヘルメットを被ってから、バイクをラックから外す。
ほとんどの選手は、裸足のままでバイクを押していく。バイクシューズは、ビンディングであらかじめペダルに固定しておく。この状態で、乗車ラインまでバイクを押して走っていく。
乗車ラインを超えてから、バイクに飛び乗り、走りながらシューズに足を入れる。
バイクは40km。たいてい周回コースで、会場にいる観客は、一箇所に留まって何度も選手を見ることができる。周回ということは、コース内の人口密度が上がる。そのため、選手同士の距離が近くなりなりやすい。
伝統的に、トライアスロンは単独競技であり、他人の力を借りてはならぬという考え方があった。そのため、自転車で他の競技者のすぐ後ろを走行する「ドラフティング」は禁止されてきた。他人を風除けとして使うことは、援助を得ていることになるからだ。
現在でも、一般選手のレースや、長距離のエリートレースでは、ドラフティングは禁止されている。
一方、オリンピックなど、エリートの短い距離のレースでは、ドラフティングは許可される。国内でも、日本選手権や学生選手権はドラフティングが許される。そのため集団内で先頭交代して、負荷を分担しながら、協力することになる。
コースレイアウトによるが、フラットなコースなら1時間未満で走る。およそ時速40km程度。
細かい順位よりも、どの集団にいるのか、他の集団と何秒開いているのか、そして、ライバルがどの集団に属しているのか(すわなちライバルと何秒差なのか)が重要である。
大雑把にいうと、先頭集団は交代しながら効率よくスピードを上げ、後続集団を引き離すことで、ランを早めにスタートできる。一方、追走集団は「ランの開始時までに」先頭集団に追いつけば、一緒にスタートできる。
ランが得意な選手は少しくらい先頭から遅れても巻き返せるかも知れない。ランが苦手な選手は、できるだけバイクで稼いでおきたい。問題は、優勝争いをする選手は、スイム・バイク・ランすべてが速いということだ。
集団が大きいと、後ろのほうにいれば楽に走れそうだが、そう単純ではない。前のほうで起きた変化に対応しにくい。まず、誰かが飛び出したときに、集団がすぐに吸収しなければ、逃げられてしまう。また、落車が発生すると巻き込まれやすいし、回避もしにくく道が詰まるので、置いていかれやすい。
バイクからランへのトランジットを、T2という。
降車ラインが近づくと、選手はバイクに乗ったままシューズを脱ぐ。シューズはペダルに固定したままで、シューズを上から踏んでこぐ。
降車ラインの手前でバイクから降り、自分のラックまで走って押していく。ラックに自転車を置いてから、ヘルメットを脱ぎ、ランニングシューズを履く。ヘルメットは箱に入れなければならない。そして、ランを開始する。
バイクと違って、ランではドラフティングの効果が小さいが、エリート選手のレベルではランのタイムを数秒早くするのさえ難しいので、トランジットの時間を短縮しようとする。
参考までに、10000メートル世界記録が26分17秒、10kmロードレース世界記録が26分44秒である。トライアスロンのエリート選手は、スイム、バイクの後で、10km を30分程度で走る。
ランが苦手な選手の場合、バイクで先頭集団に入れていないと、この時点で優勝ができない。
ランコース上にはペナルティボックスがある。競技中に反則をした場合、既定された時間(15秒とか)をペナルティボックスに入って待たなければならない。
反則で多いのは、トランジットで使用済の用具を箱に入れなかった場合、ヘルメットをきちんと着用せずにバイクを動かした場合、乗降ラインを守らずにバイクに乗った場合など。
ランの何周目でペナルティボックスに入るかは、選手が決めて良い。1周目で入ってから追いかけてもいいし、最終周までにちぎっておいてから入ってもよい。
オリンピック・ディスタンスのトライアスロンが、どのようなものか、観るときによく聞かれることを、ざっと書いておいた。
来月には WTS 横浜大会、夏にはオリンピックがあるので、そのときには、コースや選手についてまとめようと思う。
「これ、自転車が終わってから、フルマラソン走るの?」
「いえ、これは 10km ですね」
「じゃあ本物じゃないんだ」
「本物っていうか...」
と、いうような会話をすることになった。
リオ・オリンピックでは、日本時間夜11時にトライアスロン競技がスタートする。他の競技の待ち時間に、ライブを見る人もいるだろう。
終電で帰りたいので、私はビアバーで解説できない。そんなわけで、飲みながら適当に解説するような内容を書いておく。
我慢大会ではない
トライアスロンは、決して、断じて、我慢大会ではない。マラソンが、柔道が、サッカーがそうであるように、競技中に身体的な負荷はかかるけれど、苦痛は競技の本質ではない。
まして観戦するときは、別に他人が我慢している様子を見るわけではない。暑さ我慢競争よりは、モータースポーツを見る方に近い。
オリンピック・ディスタンス
オリンピックでは水泳 1.5km、自転車 40km、ラン 10km を連続して行う「オリンピック・ディスタンス」で競技をする。スタートからフィニッシュまで2時間ほどなので、およそフルマラソンと同程度の観戦時間である。
鉄人レースなどと呼ばれるのは、水泳 3.8km、自転車 180.2km、ラン 42.195km のレースだ。他にも、長短さまざまなフォーマットがある。
どれが本物とかいう話ではない。各人思い入れや、参加/観戦するなかで受け取るものは違うかもしれないけれど。
この文章では、オリンピック・ディスタンスのエリート部門のについて書く。途中に挿入している動画は、文章に関連する部分から再生開始するようにしてある。
スイム
海、湖、河川などのオープンウォーター環境で、1.5km を泳ぐ。
コースレイアウトはレースによって異なる。ロンドン・オリンピックでは湖で1周回、ワールドトライアスロンシリーズ(以下WTS)のアブダビでは海を750mを2周、WTS ゴールドコーストでは海で1000mを1周+500mを1周である。
多くのレースにおいてポンツーン(浮橋)に一列に並び、号砲で一斉に飛び込む。砂浜に一列に並んで、一斉に走りだす形態もある。
複数周回するレースでは、周回ごとに、ポンツーンや砂浜に上がり、再び海に飛び込むレイアウトが多い。ここで各選手は、自分の正確な位置を確認できる。
男子の場合、トップ集団は 1.5km を16〜18分程度で泳ぎ切る。参考までに、プールでの1500mの世界記録は14分半である。
オリンピック・ディスタンスでは、着替えずに全種目を通すので、トライスーツという専用ウェアを着用することが多い。泳ぎを妨げない程度にフィットしてるが、走るのに差し支えない程度に通気する。
水温が20度未満のときにはウェットスーツを着用してよい。18度以下では着用が義務。トライアスロン用のウェットスーツは肩周りが柔らかい。水の抵抗が少ない素材でできており、かつ浮力も得られる。そのため、一般にウェットスーツを着用したほうが速く泳げる。
T1
種目と種目の間のことをトランジット/トランジッションという。スイムからバイクの間のトランジットのことを T1 という。トランジットの間も計時は続くため、できるだけ速くT1を終わらせることも、重要な要素である。T1 で選手はまず、ウェットスーツ、スイムキャップ、ゴーグルを脱ぐ。このとき、すべての荷物を、用意された箱に入れなければならない。
つづいて、ヘルメットを被ってから、バイクをラックから外す。
ほとんどの選手は、裸足のままでバイクを押していく。バイクシューズは、ビンディングであらかじめペダルに固定しておく。この状態で、乗車ラインまでバイクを押して走っていく。
乗車ラインを超えてから、バイクに飛び乗り、走りながらシューズに足を入れる。
バイク
バイクは40km。たいてい周回コースで、会場にいる観客は、一箇所に留まって何度も選手を見ることができる。周回ということは、コース内の人口密度が上がる。そのため、選手同士の距離が近くなりなりやすい。
伝統的に、トライアスロンは単独競技であり、他人の力を借りてはならぬという考え方があった。そのため、自転車で他の競技者のすぐ後ろを走行する「ドラフティング」は禁止されてきた。他人を風除けとして使うことは、援助を得ていることになるからだ。
現在でも、一般選手のレースや、長距離のエリートレースでは、ドラフティングは禁止されている。
一方、オリンピックなど、エリートの短い距離のレースでは、ドラフティングは許可される。国内でも、日本選手権や学生選手権はドラフティングが許される。そのため集団内で先頭交代して、負荷を分担しながら、協力することになる。
コースレイアウトによるが、フラットなコースなら1時間未満で走る。およそ時速40km程度。
細かい順位よりも、どの集団にいるのか、他の集団と何秒開いているのか、そして、ライバルがどの集団に属しているのか(すわなちライバルと何秒差なのか)が重要である。
大雑把にいうと、先頭集団は交代しながら効率よくスピードを上げ、後続集団を引き離すことで、ランを早めにスタートできる。一方、追走集団は「ランの開始時までに」先頭集団に追いつけば、一緒にスタートできる。
ランが得意な選手は少しくらい先頭から遅れても巻き返せるかも知れない。ランが苦手な選手は、できるだけバイクで稼いでおきたい。問題は、優勝争いをする選手は、スイム・バイク・ランすべてが速いということだ。
集団が大きいと、後ろのほうにいれば楽に走れそうだが、そう単純ではない。前のほうで起きた変化に対応しにくい。まず、誰かが飛び出したときに、集団がすぐに吸収しなければ、逃げられてしまう。また、落車が発生すると巻き込まれやすいし、回避もしにくく道が詰まるので、置いていかれやすい。
T2
バイクからランへのトランジットを、T2という。
降車ラインが近づくと、選手はバイクに乗ったままシューズを脱ぐ。シューズはペダルに固定したままで、シューズを上から踏んでこぐ。
降車ラインの手前でバイクから降り、自分のラックまで走って押していく。ラックに自転車を置いてから、ヘルメットを脱ぎ、ランニングシューズを履く。ヘルメットは箱に入れなければならない。そして、ランを開始する。
バイクと違って、ランではドラフティングの効果が小さいが、エリート選手のレベルではランのタイムを数秒早くするのさえ難しいので、トランジットの時間を短縮しようとする。
ラン
ランは 10km を走る。多くの場合、トランジットエリアを通過する周回コースをとる。参考までに、10000メートル世界記録が26分17秒、10kmロードレース世界記録が26分44秒である。トライアスロンのエリート選手は、スイム、バイクの後で、10km を30分程度で走る。
ランが苦手な選手の場合、バイクで先頭集団に入れていないと、この時点で優勝ができない。
ランコース上にはペナルティボックスがある。競技中に反則をした場合、既定された時間(15秒とか)をペナルティボックスに入って待たなければならない。
反則で多いのは、トランジットで使用済の用具を箱に入れなかった場合、ヘルメットをきちんと着用せずにバイクを動かした場合、乗降ラインを守らずにバイクに乗った場合など。
ランの何周目でペナルティボックスに入るかは、選手が決めて良い。1周目で入ってから追いかけてもいいし、最終周までにちぎっておいてから入ってもよい。
まとめ
オリンピック・ディスタンスのトライアスロンが、どのようなものか、観るときによく聞かれることを、ざっと書いておいた。
来月には WTS 横浜大会、夏にはオリンピックがあるので、そのときには、コースや選手についてまとめようと思う。
2016年3月16日水曜日
ベース期の代わりにスピード養成期
今年はトライアスロンに真剣に取り組むことにしたので、2015年12月から、2016年2月までを基礎訓練期と位置づけた。3週間かけてボリュームを増やし、1週間ゆっくりのサイクルを、3回繰り返したことになる。
スイムは、抵抗を少なくするために、フォームに集中した。特に前投影面積による抵抗を減らすことにフォーカスした。推進力については一切考慮しないくらいの勢い。
25m あたりのストローク数を指標にしつつ、毎回、フォームを変えたり、力の入れ方を変えたりしながら調整してきた。意識すると、18ストロークで25mを泳げるようになった。ただし距離が伸びると、だんだん、乱れてくる。
伝統的に、冬はベース期として、比較的ゆっくりなペースで距離を伸ばすことが多いっぽいのだけれど、スピード養成にフォーカスした。My ASICS や RunKeeper の練習メニューが、スピードを上げてから距離を伸ばす方針になっているのに倣っている。Endurance Nation や Rockstar Triathlete Academy も似たような方針をとっていると謳っている。
負荷なしの三本ローラーのみで、道路は走っていない。ウォームアップ、片足ペダリング、高回転、メイン練習、クールダウンというのパターン。
高回転練習では、115 rpm を1分、イージー1分を5セットしていた。だんだん慣れてきて、135 rpm くらいで1分回すのは余裕になった。ただし、まだ尻が跳ねているので、改善の余地はあろう。
メインセットは、20秒ハード、40秒イージーを5〜10セットやっていた。ハードでは普段は踏まない重さでペダリング。高回転で回せない、かつ、重めのギアを踏めないのが、バイクの弱点だったからだ。心拍には余裕がある。
慣れてきてからは、クルーズインターバルとして、6分ATやや超え、2分イージーをするようになった。重いギアを踏めなかったのが、だんだん踏めるようになってきた。
最終的に AT 165 bpm で、24km/h だったのが 31km/h くらいになった。この時速は、ローラー台での数字なので、実装とは異なる。
知りたいのは、相対的に向上しているかどうか、なので、今はこの指標でよい。将来的にはパワーメーターを買うことになるのだろう。
バイクと同じく、スピード養成という位置づけ。
最初は、200m程度のインターバルをやろうとしたけど、息があがりすぎて苦しく、練習にならなかった。そこでビルドアップに変更した。それでも、いまいちスピードが上がらない。
クルーズインターバルに切り替えて、5分ハード、2分イージーを繰り返すようになった。全体的に速くなったけど、著しいスピードの向上はない。
AT 165 bpm で、5'50/km だったのが、5'20/km にはなった。
基本的に、スピードを上げる練習はこれで一旦おわる。今後は、このスピードをレースの距離まで維持できるように、距離を伸ばしていく。
スイム
スイムは、抵抗を少なくするために、フォームに集中した。特に前投影面積による抵抗を減らすことにフォーカスした。推進力については一切考慮しないくらいの勢い。
25m あたりのストローク数を指標にしつつ、毎回、フォームを変えたり、力の入れ方を変えたりしながら調整してきた。意識すると、18ストロークで25mを泳げるようになった。ただし距離が伸びると、だんだん、乱れてくる。
バイク
伝統的に、冬はベース期として、比較的ゆっくりなペースで距離を伸ばすことが多いっぽいのだけれど、スピード養成にフォーカスした。My ASICS や RunKeeper の練習メニューが、スピードを上げてから距離を伸ばす方針になっているのに倣っている。Endurance Nation や Rockstar Triathlete Academy も似たような方針をとっていると謳っている。
負荷なしの三本ローラーのみで、道路は走っていない。ウォームアップ、片足ペダリング、高回転、メイン練習、クールダウンというのパターン。
高回転練習では、115 rpm を1分、イージー1分を5セットしていた。だんだん慣れてきて、135 rpm くらいで1分回すのは余裕になった。ただし、まだ尻が跳ねているので、改善の余地はあろう。
メインセットは、20秒ハード、40秒イージーを5〜10セットやっていた。ハードでは普段は踏まない重さでペダリング。高回転で回せない、かつ、重めのギアを踏めないのが、バイクの弱点だったからだ。心拍には余裕がある。
慣れてきてからは、クルーズインターバルとして、6分ATやや超え、2分イージーをするようになった。重いギアを踏めなかったのが、だんだん踏めるようになってきた。
最終的に AT 165 bpm で、24km/h だったのが 31km/h くらいになった。この時速は、ローラー台での数字なので、実装とは異なる。
知りたいのは、相対的に向上しているかどうか、なので、今はこの指標でよい。将来的にはパワーメーターを買うことになるのだろう。
ラン
バイクと同じく、スピード養成という位置づけ。
最初は、200m程度のインターバルをやろうとしたけど、息があがりすぎて苦しく、練習にならなかった。そこでビルドアップに変更した。それでも、いまいちスピードが上がらない。
クルーズインターバルに切り替えて、5分ハード、2分イージーを繰り返すようになった。全体的に速くなったけど、著しいスピードの向上はない。
AT 165 bpm で、5'50/km だったのが、5'20/km にはなった。
まとめ
基本的に、スピードを上げる練習はこれで一旦おわる。今後は、このスピードをレースの距離まで維持できるように、距離を伸ばしていく。
2016年1月30日土曜日
第2回 Double Road Race 大井大会
Double Road Race に参加しました。アメリカで開催されているランニングレースで、日本ではこれが2大会目。
まず 10km (第1レグ -- leg -- と呼ぶ)を走ります。10km のスタート時刻から1時間45分後に、5km (第2レグ)を走ります。そして第1レグと第2レグの合計タイムを記録とします。
各種連絡は、大会のウェブサイト、 Facebook ページ、電子メールが使われました。ハガキなど物理的な連絡はありません。
前々日に「予報では雪が降るかもしれない。当日の朝6時に、開催、時間をずらして開催、中止のいずれからアナウンスする。」と連絡がありました。当日は「かなり寒いが予定通り開催する。防寒してこい」と連絡がありました。事前に意思決定の基準と予定が分かっていると、その時間まで待っていればよいので、参加者としては余計な心配をしなくてよいです。
品川区/大田区の天気予報では最高気温が6度、雨が降っていました。会場は大井スポーツの森公園です。受付は陸上競技場の建屋の中で、雨が入りません。
100円で使えるロッカーを備えた更衣室が利用できます。他に参加者が荷物を置いていたのは、トラックに面した観客席の軒先です。雨はしのげますが、風が吹きます。私は、トラックではなくて、建屋の外側に面した通路に荷物を置きました。外と通路の間に生け垣があって、風が通りにくく、屋根もあります。
更衣室にも置けたかも知れませんが、狭い部屋で風邪をうつされることを避けました。ただ、コインロッカーに貴重品を預けました。人数が多いと、ロッカーは余っていないでしょう。
第1レグは9時30分にスタートでした。公園内の競技場と外周を合わせて1周2.5kmのコースを4周、10km のコースです。
スタート時は、小雨と霧雨の間くらいの降雨でした。公園内外の境は段差というか坂になっています。また、雨が降ったので、外周歩道のブロックがやや滑りやすい。滑ってこけたりはしませんが、油断は禁物です。給水は2.5kmごとにありました。
ゴールしたところで、ゼッケンのチップを読み取ってもらって、第1レグの記録証がもらえます。
第1レグと第2レグの間は、各自リカバリーをします。大会側から、無料マッサージコーナーが用意されました。また、リカバリーの体操セッションもあったらしく、何十人かで体をほぐす運動をしたり、軽くジョギングをしたりしている様子が見えました。
私は、乳酸の除去を期待しつつ、ひとりで心拍を抑えて軽くジョギングをしていました。屋内にある物販コーナーや受付で待機している人もいました。
11時15分(第1レグスタートから1時間45分後)に、第2レグ 5km のスタート。この時のほうが、寒く感じました。気温が実際に下がったのか、風が出てきたからか。
第1レグと同じ2.5kmのコースを、2周回します。ゴールしたら、第2レグの記録証がもらえました。
第1レグと第2レグの合計が、総合タイムです。大会からは第2レグ終了から30分ほどで張り出すとアナウンスがありましたが、記録を確認せずに会場を後にしました。
参加賞は Tシャツで、完走証はメダルです。
レース会場のすぐ近くには飲食できる店がありません。公園内に、うどん、とのぼりがでている以外に食事ができるところがなさそうです。フィニッシュ後に食べるなら、事前に用意が必要です。
ハガキのような失くしやすいモノで、当日の確認をしないところがよいです。メールか、それを印刷したものが確認ハガキの代わりです。
まったく見ることがない参加者名簿がありません。ついでに、Tシャツやメダルもなくしてもらえると、ごみが減りそうです。とくにメダルは不燃ごみに出す必要があるので、手間がかかるんですよね。一方で、保存可能な物理的な参加賞を欲しいと思う人がいるのは承知しているので、強い希望ではありません。
総合結果は当日中にウェブサイトに PDF で出ます。必要なタイミングで必要な形式でデータが得られるわけです。Runnet のレビューを見ていると、その場で記録証がないことに憤っている人がいるようです。その場で記録証をもらった場合と、もらわなかった場合で、私の具体的な行動に違いはないのですが、他の人は違うのかも知れません。
総合順位、性別/年代別順位に加えて、これは年齢・性別別にハンデを設定し、年齢・性別の違いを取り除き「いかにランナーとして優秀であるか」というスコア、Age-Graded Score が出ます。一次元化してランキングを出すのは、いかにもアメリカ的。
繰り返しますが、もう一度出ようと考えています。参加者が少ないと赤字になるでしょうから、ゆるいフォーマットのレースで楽しめる参加者が必要十分に増えて、継続することを願っています。
まず 10km (第1レグ -- leg -- と呼ぶ)を走ります。10km のスタート時刻から1時間45分後に、5km (第2レグ)を走ります。そして第1レグと第2レグの合計タイムを記録とします。
レース前日まで
各種連絡は、大会のウェブサイト、 Facebook ページ、電子メールが使われました。ハガキなど物理的な連絡はありません。
前々日に「予報では雪が降るかもしれない。当日の朝6時に、開催、時間をずらして開催、中止のいずれからアナウンスする。」と連絡がありました。当日は「かなり寒いが予定通り開催する。防寒してこい」と連絡がありました。事前に意思決定の基準と予定が分かっていると、その時間まで待っていればよいので、参加者としては余計な心配をしなくてよいです。
レース当日 〜 雨
品川区/大田区の天気予報では最高気温が6度、雨が降っていました。会場は大井スポーツの森公園です。受付は陸上競技場の建屋の中で、雨が入りません。
100円で使えるロッカーを備えた更衣室が利用できます。他に参加者が荷物を置いていたのは、トラックに面した観客席の軒先です。雨はしのげますが、風が吹きます。私は、トラックではなくて、建屋の外側に面した通路に荷物を置きました。外と通路の間に生け垣があって、風が通りにくく、屋根もあります。
更衣室にも置けたかも知れませんが、狭い部屋で風邪をうつされることを避けました。ただ、コインロッカーに貴重品を預けました。人数が多いと、ロッカーは余っていないでしょう。
第1レグ 10km
第1レグは9時30分にスタートでした。公園内の競技場と外周を合わせて1周2.5kmのコースを4周、10km のコースです。
スタート時は、小雨と霧雨の間くらいの降雨でした。公園内外の境は段差というか坂になっています。また、雨が降ったので、外周歩道のブロックがやや滑りやすい。滑ってこけたりはしませんが、油断は禁物です。給水は2.5kmごとにありました。
ゴールしたところで、ゼッケンのチップを読み取ってもらって、第1レグの記録証がもらえます。
リカバリー
第1レグと第2レグの間は、各自リカバリーをします。大会側から、無料マッサージコーナーが用意されました。また、リカバリーの体操セッションもあったらしく、何十人かで体をほぐす運動をしたり、軽くジョギングをしたりしている様子が見えました。
私は、乳酸の除去を期待しつつ、ひとりで心拍を抑えて軽くジョギングをしていました。屋内にある物販コーナーや受付で待機している人もいました。
第2レグ 5km
11時15分(第1レグスタートから1時間45分後)に、第2レグ 5km のスタート。この時のほうが、寒く感じました。気温が実際に下がったのか、風が出てきたからか。
第1レグと同じ2.5kmのコースを、2周回します。ゴールしたら、第2レグの記録証がもらえました。
第1レグと第2レグの合計が、総合タイムです。大会からは第2レグ終了から30分ほどで張り出すとアナウンスがありましたが、記録を確認せずに会場を後にしました。
参加賞は Tシャツで、完走証はメダルです。
会場周辺
レース会場のすぐ近くには飲食できる店がありません。公園内に、うどん、とのぼりがでている以外に食事ができるところがなさそうです。フィニッシュ後に食べるなら、事前に用意が必要です。
これは楽しいレースである
もう一度、出たいと思う。以下は私が感じたことです。ハガキのような失くしやすいモノで、当日の確認をしないところがよいです。メールか、それを印刷したものが確認ハガキの代わりです。
まったく見ることがない参加者名簿がありません。ついでに、Tシャツやメダルもなくしてもらえると、ごみが減りそうです。とくにメダルは不燃ごみに出す必要があるので、手間がかかるんですよね。一方で、保存可能な物理的な参加賞を欲しいと思う人がいるのは承知しているので、強い希望ではありません。
総合結果は当日中にウェブサイトに PDF で出ます。必要なタイミングで必要な形式でデータが得られるわけです。Runnet のレビューを見ていると、その場で記録証がないことに憤っている人がいるようです。その場で記録証をもらった場合と、もらわなかった場合で、私の具体的な行動に違いはないのですが、他の人は違うのかも知れません。
総合順位、性別/年代別順位に加えて、これは年齢・性別別にハンデを設定し、年齢・性別の違いを取り除き「いかにランナーとして優秀であるか」というスコア、Age-Graded Score が出ます。一次元化してランキングを出すのは、いかにもアメリカ的。
生バンドが、もしもし亀よ亀さんよ、をジャズっぽくアレンジして演奏していたりしました。普段、仕事中や休憩中に BGM にする音楽とテイストが似ていました。上原ひろみのスタンダードよりの曲目の感じです。CD が欲しかったのですが、全競技が終わるとき、すなわち、演奏が終わるよりも前に、会場を後にしてしまったので購入に至っていません。
繰り返しますが、もう一度出ようと考えています。参加者が少ないと赤字になるでしょうから、ゆるいフォーマットのレースで楽しめる参加者が必要十分に増えて、継続することを願っています。
登録:
投稿 (Atom)