まず 10km (第1レグ -- leg -- と呼ぶ)を走ります。10km のスタート時刻から1時間45分後に、5km (第2レグ)を走ります。そして第1レグと第2レグの合計タイムを記録とします。
レース前日まで
各種連絡は、大会のウェブサイト、 Facebook ページ、電子メールが使われました。ハガキなど物理的な連絡はありません。
前々日に「予報では雪が降るかもしれない。当日の朝6時に、開催、時間をずらして開催、中止のいずれからアナウンスする。」と連絡がありました。当日は「かなり寒いが予定通り開催する。防寒してこい」と連絡がありました。事前に意思決定の基準と予定が分かっていると、その時間まで待っていればよいので、参加者としては余計な心配をしなくてよいです。
レース当日 〜 雨
品川区/大田区の天気予報では最高気温が6度、雨が降っていました。会場は大井スポーツの森公園です。受付は陸上競技場の建屋の中で、雨が入りません。
100円で使えるロッカーを備えた更衣室が利用できます。他に参加者が荷物を置いていたのは、トラックに面した観客席の軒先です。雨はしのげますが、風が吹きます。私は、トラックではなくて、建屋の外側に面した通路に荷物を置きました。外と通路の間に生け垣があって、風が通りにくく、屋根もあります。
更衣室にも置けたかも知れませんが、狭い部屋で風邪をうつされることを避けました。ただ、コインロッカーに貴重品を預けました。人数が多いと、ロッカーは余っていないでしょう。
第1レグ 10km
第1レグは9時30分にスタートでした。公園内の競技場と外周を合わせて1周2.5kmのコースを4周、10km のコースです。
スタート時は、小雨と霧雨の間くらいの降雨でした。公園内外の境は段差というか坂になっています。また、雨が降ったので、外周歩道のブロックがやや滑りやすい。滑ってこけたりはしませんが、油断は禁物です。給水は2.5kmごとにありました。
ゴールしたところで、ゼッケンのチップを読み取ってもらって、第1レグの記録証がもらえます。
リカバリー
第1レグと第2レグの間は、各自リカバリーをします。大会側から、無料マッサージコーナーが用意されました。また、リカバリーの体操セッションもあったらしく、何十人かで体をほぐす運動をしたり、軽くジョギングをしたりしている様子が見えました。
私は、乳酸の除去を期待しつつ、ひとりで心拍を抑えて軽くジョギングをしていました。屋内にある物販コーナーや受付で待機している人もいました。
第2レグ 5km
11時15分(第1レグスタートから1時間45分後)に、第2レグ 5km のスタート。この時のほうが、寒く感じました。気温が実際に下がったのか、風が出てきたからか。
第1レグと同じ2.5kmのコースを、2周回します。ゴールしたら、第2レグの記録証がもらえました。
第1レグと第2レグの合計が、総合タイムです。大会からは第2レグ終了から30分ほどで張り出すとアナウンスがありましたが、記録を確認せずに会場を後にしました。
参加賞は Tシャツで、完走証はメダルです。
会場周辺
レース会場のすぐ近くには飲食できる店がありません。公園内に、うどん、とのぼりがでている以外に食事ができるところがなさそうです。フィニッシュ後に食べるなら、事前に用意が必要です。
これは楽しいレースである
もう一度、出たいと思う。以下は私が感じたことです。ハガキのような失くしやすいモノで、当日の確認をしないところがよいです。メールか、それを印刷したものが確認ハガキの代わりです。
まったく見ることがない参加者名簿がありません。ついでに、Tシャツやメダルもなくしてもらえると、ごみが減りそうです。とくにメダルは不燃ごみに出す必要があるので、手間がかかるんですよね。一方で、保存可能な物理的な参加賞を欲しいと思う人がいるのは承知しているので、強い希望ではありません。
総合結果は当日中にウェブサイトに PDF で出ます。必要なタイミングで必要な形式でデータが得られるわけです。Runnet のレビューを見ていると、その場で記録証がないことに憤っている人がいるようです。その場で記録証をもらった場合と、もらわなかった場合で、私の具体的な行動に違いはないのですが、他の人は違うのかも知れません。
総合順位、性別/年代別順位に加えて、これは年齢・性別別にハンデを設定し、年齢・性別の違いを取り除き「いかにランナーとして優秀であるか」というスコア、Age-Graded Score が出ます。一次元化してランキングを出すのは、いかにもアメリカ的。
生バンドが、もしもし亀よ亀さんよ、をジャズっぽくアレンジして演奏していたりしました。普段、仕事中や休憩中に BGM にする音楽とテイストが似ていました。上原ひろみのスタンダードよりの曲目の感じです。CD が欲しかったのですが、全競技が終わるとき、すなわち、演奏が終わるよりも前に、会場を後にしてしまったので購入に至っていません。
繰り返しますが、もう一度出ようと考えています。参加者が少ないと赤字になるでしょうから、ゆるいフォーマットのレースで楽しめる参加者が必要十分に増えて、継続することを願っています。