引っ越しました

http://evenpace.tumblr.com/ に引っ越しました。

2015年11月22日日曜日

クリートを交換した

バイクシューズのクリートを交換した。黄色い部分が、いつの間にか取れてしまっていたのだ。たぶん、トランジットで、シューズで走っているときにはがれたのだろう。

新品と交換したら、ピカピカで気持ち良い。来年はシューズをペダルに固定して、トランジットしようかと画策している。


2015年11月16日月曜日

アイアンマンの起源が、ゆがんで伝わっている

アイアンマン・トライアスロンの起源として「ハワイの遠泳大会、自転車レース、ホノルルマラソン、どれが一番過酷か?それなら全部やってしまえばいい、と、アメリカの中佐が言った」という話が紹介されることがある。日本語版の Wikipdeia  でも、この話が紹介されているが、ソースが不明。

まったく解せない。「それなら全部」の前後で話がつながらない。全部やってしまえば一番過酷だろうけど、最初の課題にぜんぜん答えてない。

英語版の Wikipedia には、違うニュアンスで書かれている。こちらはソースが一応ある。

Among the participants were representatives of both the Mid-Pacific Road Runners and the Waikiki Swim Club, whose members had long been debating which athletes were more fit, runners or swimmers. [...] Collins suggested that the debate should be settled through a race combining the three existing long-distance competitions already on the island.
(超訳:ミッド・パシフィック・ロード・ランナーズとワイキキ・スイム・クラブは、長い間、ランナーとスイマーのどちらのフィットネスレベルが高いかを議論していた。[...] コリンズは、オアフ島にすでに存在する、3つの長距離レースをまとめてレースして、議論に決着がつけることを提案した。)

「フィットネスレベルが高い」と訳した箇所の原文は「more fit」だ。fitness の fit。健康状態が良好という意味だけれど、文脈からは、競技能力の高さを議論しているような気がする。引用には含めていないが、コリンズは、サイクリストの酸素摂取量を指摘したり、カリフォルニアで開催された混合競技の出場経験もある。

何気なく Ironman Hawaii 2005 の DVD を観ていたら、コリンズ夫妻のインタビューが収録されていた。「ランナーとスイマーのどちらが優れたアスリートか、議論になっていた。」「全部合わせた競技をやって、完走できた奴が一番優れてるだろ、って話だ」と話している。

「どの競技が過酷か?」ではなくて「どの(競技の)選手が優れているか?」が議論になり、全部やって確かめよう、という話のようだ。

結果として、トライアスロンは、スイム、バイク、ランとは異なる競技になった。競技によって、その人の相対的な競技能力は異なるので、もはや、スイマーとトライアスリートのどちらが〜、と議論をする人はいない。

ただ、こんな能書きを垂れている私よりも、トレーニングをしている人のほうが、競技能力が高いのは間違いない。

2015年11月9日月曜日

水中姿勢のドリル Pressing the buoy

Triathletes' Training Bible で紹介されている "Pressing the buoy" という、スイムの水中姿勢のドリルを試してみた。

両腕を、胴体の横にそろえて、バタ足をする。というシンプルな動作をするだけだ。

このとき、胸(体の中でブイになる部分)を沈めるよう努める。うまくいくと、腰や脚が浮く。ただ、最初はそうはいかないし、水中姿勢というのは自分では分かりにくいものだ。

息継ぎをするときには、顔を前方に上げる。肩や背中も水上に出てくる。すると、腰から後ろが沈むのが分かる。息継ぎの後、頭を水中に戻すと、下半身が浮いてくるのが分かる。「ああ、下半身が浮くというのは、こういうことであるか」というが分かる。

水中での抗力(進行方向と同じ方向に受ける力)は、前投影面積に比例する。おおざっぱに、体が水平になっているときに、前投影面積が小さくなる。

何も考えずに泳ぐと、25m で 20 ストロークくらいかかる。上のドリルをしたあとは、16-18ストロークくらいで泳げた。効いている気がするので、しばらく続けてみようと思う。