コース
スイムコースは、山下公園の氷川丸の前に作られた1周750mのコースを、2周する。波はなく、透明度は低い。水温はウェットスーツ着用許可が出るか出ないかぎりぎりくらいであろう。昨年はウェットスーツ着用許可で、トップは1.5kmを18分を切って上がってきている。
バイクコースは、山下公園とワールドポーターズを往復する4.45km を9周する。坂のないフラットなコースだが、1周の中に、90度よりきついコーナーが10箇所以上ある。
ランコースは、山下公園と日本大通りを往復する 2.5kmを4周する。バイクコースの一部を使うので、フラット。
バイクでぬけ出すような小集団がいなければ、ラン勝負になりがちなコースである。昨年の1位と2位の差は、2秒である。
選手
強豪選手は、リオ・オリンピックにフォーカスする傾向がある。オリンピック出場が確定している選手は、今年の WTS への出場が控えめだったりする。
2015年の横浜、最終戦のシカゴ、2016年のアブダビ、ゴールドコースト、ケープタウン(他のレースの半分の距離)の上位選手を参考にすると、気になる選手は以下のような感じになる。
Javier Gomez Noya (ESP)
- 2013、2014、2015 年のWTSチャンピオン。
- 2015年横浜1位、シカゴ2位。
- 今年のシリーズ戦にまだ出ておらず、横浜がWTS初戦。
- ランの後半でぶっちぎるスタイル。
Mario Mola (ESP)
- 2015年横浜3位、シカゴ1位。
- 2016年アブダビ1位、ゴールドコースト1位、ケープタウン4位。
- WTS ランキング1位。
- 最近いちばん勝ちまくっている印象がある。
- アブダビでは、15秒のペナルティボックス滞在にも関わらず優勝。
Fernando Alarza (ESP)
- 2016年アブダビ4位、ゴールドコースト2位、ケープタウン1位。
- WTS ランキング2位。
- Gomez と Mola が目立つけど、Alerza も強い。
スペインからは、WTS ランキング5位の Vicente Hernandez も出場する。スペインは、去年も今年もオールスターで横浜に乗り込んでくるようだ。フランシスコ・ザビエル御一行の再来なのか。
Crisanto Grajales (MEX)
- 2015年の横浜5位、シカゴ4位。
- 2016年には目立った戦歴はない。
- ほとんどノーマークだったんだけど、地味に強そう。
- 気候的に横浜とは相性がいいのか、と勝手に想像している。
Marten Van Riel (BEL)
- 2016年アブダビ17位、ゴールドコースト8位。
- 2015年の横浜では、バイクの後半で単独先頭に出て、30秒近い差をあけている。
- 誰も一緒についてこなかくて、かつ、最後に落車したけれど、最終的に37位でフィニッシュしている。
- バイク後半で小集団が形成されると、また違った展開になるかも知れない。期待。
メディア
昨年のレース動画を見ていると、スイムコースの上空というか、すぐ上から、小さなヘリコプターで撮影している。実況の外タレが「また日本か」みたいなことを言っている。東京オリンピックの台場周辺は、羽田に近すぎて空撮できないとかでもめてたけれど、ドローンでいいのではと若干思う。とはいえ、簡単な電波妨害で落ちたりするし、ドローンはドローンで規制があったりするのだろう。
2016年5月14日(土)に開催。エリート・パラトライアスロンは7:00、エリート女子は10:00、エリート男子は13:00にスタート。エリート女子と男子は NHK BS1 で中継がある。現地で感染するので、ピースとかして写ってみようと思う。
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